ご無沙汰しております。
春になって陽の光が暖かくなってとても気持ちが良いです。
蔓延しているコロナの件がなければ
春の始まりを手放しで喜べるのですが…。
通常の状態でしたら今の時期に東京キモノショーが開催され、
シルクギャラリーも参加する予定でしたが難しく
新しく発表する予定でした染めた子達も今は静かに工房で眠っています。
シルクギャラリーでは相変わらず淡々と作業が続けられています。
私は工房から自転車通勤できる距離なので、
心理的にも負担はないのですが
毎日通勤電車に乗り込む人々のことを考えると、
ただでさえ密室に詰め込まれて大変ですのに
さらにコロナの感染の不安を持ち続けるのも辛いだろうと思います。
早期にワクチンができればいいですが、そうもいかず。
長期戦であることはもう明白なので、
少しでも今の時間を心穏やかに過ごせるようにしていけたらと思います。
綺麗なものを見たり、聞いたり、感じたり。
シルクギャラリーも少しのお手伝いが出来たらと思います。
これは東京キモノショーでお披露目予定だった細帯達。
仕立てに早く出す予定でしたが、
開催延期が決まったので仕立てにもゆっくり出すことに。
巻かれた姿がマンガに出てくる骨付き肉みたいだと
成瀬先生と話していました。
今回は新しく濃いめの色にも挑戦しています。
防染をするわけではないので、
濃い色に染めるのが難しいです。
友禅であれば糸目で防波堤も作れるのですが。
あとはこちらは紬地で作ったオルゴールという小紋。
生地自体が面白い生地で、染めるとかなりマットな仕上がりになるので、
シルクギャラリーオリジナルの生地とはまた違った面白さのある小紋です。
そしてこちらは手のかかった小紋です。
まずは伏せをして、沢山の四角を作ります。
それから黒とブルーを暈しで染めていきます。
そして伏せを取った後、白抜きになった沢山の四角に
色を一つ一つ入れていきます。
かなり時間のかかった作品になります。
星の流れのような、都会のビルの窓に光る明りのような不思議な作品です。
あとは新しい動物の帯を作っています。
中々書いたことのない動物もかけたので楽しかったです。
お披露目にはもう少しお待ち下さい。
出来次第通販の方に画像がアップされると思います。
あとは新しい訪問着の糸目です。
淡々と作業ができるので、落ち着きます。
ホームページです。
http://silkgallery.org